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ピラティスの通い放題プランは本当にお得?損益分岐点の考え方

公開: 2026年7月19日 / 執筆: ピラサーチ編集部

ピラティスの通い放題プランは本当にお得?損益分岐点の考え方

ピラティススタジオのプランは、主に「月4回・8回などの回数制」と「通い放題(フリー)」に分かれます。通い放題はお得に見えますが、実際に割安になるかは毎月コンスタントに通える頻度次第です。

通い放題の損益分岐点を計算する方法

計算はシンプルです。「通い放題プランの月額 ÷ 回数制プランの1回あたり料金」で算出できます。例えば月4回プランが12,000円(1回3,000円)、通い放題が16,000円のスタジオなら、16,000 ÷ 3,000 ≒ 5.3回となり、月に6回以上通えるなら通い放題の方がお得になります。

主要ブランドで計算すると、分岐点は月2.2回から月11.4回まで大きな差がある

この計算を、公式サイトに月3〜4回の回数制プランと通い放題の両方を載せているブランドに当てはめました。結果は一様ではありません。週1回強で元が取れるブランドから、週3回通わないと損になるブランドまで、同じ「通い放題」という名前の中に2〜3倍の開きがあります。対象は12ブランドです。

ブランド回数制の1回あたり通い放題の月額分岐点
スタジオトゥーユー6,000円13,000円月2.2回
ピラティスK2,805円12,320円月4.4回
ツースリー3,300円15,400円月4.7回
リントスル2,200円10,800円月4.9回
ザ シルク3,593円17,780円月4.9回
ソエルスタジオ2,470円13,178円月5.3回
アーバンクラシックピラティス2,145円12,980円月6.1回
ピラティスミーライフ3,700円24,600円月6.6回
ピラティスミー4,950円37,500円月7.6回
ヤード2,420円18,480円月7.6回
エレメント5,500円55,000円月10回
クラブピラティス3,273円37,290円月11.4回

この一覧は掲載している公式料金から計算しています。施設維持費などの必須固定費はどのプランでも同額発生するため計算対象から除外し、回数制は月3〜4回の最安プラン、通い放題は最安プランを基準に比較しています。

計算結果から分かるのは、通い放題が必ずしも誰にとっても割安とは限らない点です。最も分岐点が高いクラブピラティスでは月11.4回となっており、週3回前後のペースで通って初めて回数制より安くなります。週1〜2回の受講を想定している場合は、回数制を選んだ方が無理なく費用を抑えられます。

損益分岐点は「比較対象のプラン」によって変わる

同じブランド内でも、比較する回数プランによって分岐点は動きます。例えばpilates Kの場合、月4回プランと比べた分岐点は月4.4回ですが、1回あたりが割安な月8回プラン(1回約1,884円)と比較すると月6.5回まで上がります。回数が多いプランほど1回単価が下がるため、通い放題で元を取るハードルも上がります。自分が現実的に検討している回数プランを基準に計算することが大切です。

予約枠の上限によって実際の受講ペースが制限されることもある

通い放題を選ぶ際に注意したいのが「同時予約可能数」の制限です。一度に保有できる予約枠に上限を設けているスタジオがあり、上限2枠のブランド(エレメント・ピラティスミラー・パーソナルマシンピラティスサクラなど)から、最も多いスタジオでパーソナルマシンピラティスYUZUの8枠まで幅があります。上限が2枠の場合、月12回通うには「1レッスン終えるごとに次の予約を入れる」運用を繰り返す必要があり、人気の時間帯が埋まっていると思うように回数をこなせないことがあります。

そのため、損益分岐点はあくまでスムーズに予約が取れた場合の目安です。体験レッスンの際に、自分が通いたい曜日や時間帯の空き状況をスタッフに確認しておくと失敗を防ぎやすくなります。

通えない時期の出費を抑える「休会制度」の有無も重要

通い放題を選ぶなら、休会制度の有無も見ておく価値があります。出張や繁忙期で通えない月に、契約を止められるか。1ヶ月止められるだけで、通い放題1回ぶんの月額がそのまま残ります。休会の可否と手数料はブランドごとに違い、公式サイトに記載を見つけられないブランドもありました。分岐点の計算と同じくらい、年間の出費を左右する条件です。

無理なく通い続けられるかを事前に確かめるコツ

  • 最初の月から通い放題にせず、まず回数制で生活リズムに組み込めるか確認する
  • 通いたい時間帯の予約が取りやすいかを体験時に確認する
  • 自宅や職場から徒歩10分以内など、無理なく通える生活動線上のスタジオを選ぶ

通い放題が得になるかどうかは、月に何回行けるかという1点で決まります。回数制との差額を実際に通える回数で割り、1回あたりの単価が下がるなら得。この計算は候補が2〜3店に絞れてからで間に合います。

執筆: ピラサーチ編集部。各ブランドの料金・条件は公式サイトの公開情報を定期調査したデータベースに基づいて記述しています。内容に誤りを見つけた場合はinfo@pilasearch.comまでお知らせください。

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